小さな変化を積み重ねた先に、大きな変革が生まれる。 社内が「腹落ち」する意思決定のあり方 ──アルペン 二十軒翔×サイボウズ 栗山圭太
大規模な組織では、現場の納得感を得ながら変革を進める難しさに直面することがあります。 社員数1000人を超えるサイボウズも例外ではなく、経営層の考え方と現場のニーズとのギャップに悩んでいます。 そこで、サイボウズのマーケティング本部長である栗山圭太は、スポーツ用品専門店を全国に約400店舗展開する株式会社アルペンに注目。...
View Article「自分の仕事に注目してくれる」リーダーがいると、メンバーはうれしい——チームの肯定感が高まれば、自然と業務はすすむ
もしあなたがリーダーなら、チームの仕事が滞ってしまったとき、どのような行動をとりますか? 溜まった業務をメンバーに分配したり、「足りない分は自分がカバーすればいい」とひとりで踏ん張ったり……。つい「業務をさばくこと」に目がいきがちなのではないでしょうか。 しかし、會澤高圧コンクリート株式会社の畑野奈美さん曰く、「チーム全体の肯定感が高まれば、自然と業務はすすむ」のだそう。...
View Articleこのままだと「普通の大企業」になっていく? エフェクチュエーションで読み解く、サイボウズの現在地──神戸大学・吉田満梨×サイボウズ・中村龍太
サイボウズはもともとエフェクチュエーション的な経営のスタイルだったが、現在はコーゼーション的に振れてきているように見える──。 書籍『エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」』の共著者の一人で、サイボウズ執行役員の中村龍太はそう考えています。...
View Article日本型組織は、人材・資源・体制を技術研究に活かせば、余裕で米国・中国 企業を超えるデジタル技術を生み出せる──IPA 登 大遊
日本の伝統的な大企業は、社会的信用度が高く、安定感があります。しかし、組織が大きいがゆえに「変化が遅い」「風通しが悪く意見が通りにくい」「やりたいことが自由にできない」など、ネガティブな声も少なくありません。 他方で、大きな組織だからこそ、長期間にわたり全世界で安心して利用され、日本に大きな国益を生み出すIT基盤技術を豊富に作り出すことができる可能性があります。...
View Article「マッチョイズム」がもたらす、感情労働の重圧。マネジャーの見えない負担を減らすためにできること──リクルートワークス研究所 筒井健太郎
「弱みを見せてはいけない」「何よりも仕事を優先し成果を上げる」──。これらをよしとする根底にあるものが“マッチョイズム”(伝統的な男らしさ)です。 マッチョイズムは多くのビジネスパーソンを無意識的に縛りつけ、心身の健康を損なう要因となることも。しかし、その文化や価値観を変える困難さゆえ、手放すことは容易ではありません。...
View Article『凪のお暇』から学ぶ、キャリアブレイクのあり方とは──コナリミサト×山中散歩
2024年9月7日、東京・下北沢のBONUS TRACKにて散歩社とサイボウズ式ブックスが合同で開催した「BOOK LOVER'S HOLIDAY ーはたらくの現在地ー」。はたらく価値観が多様化する今の社会において、本を通してあらためて自分の仕事について見つめ直す機会をつくりたいという思いで開催したイベントです。 イベントの中では、これからの「はたらく」を考えるための3本のトークが開催されました。...
View Articleキャリアは偶然の積み重ね。「計画的偶発性理論」で考える、管理職という選択肢──法政大学大学院 石山恒貴×サイボウズ 和泉純子
役割や責任に追われて、自分のやりたいことが二の次になる──。管理職といえば、そんなイメージを抱きがちです。しかし、サイボウズで管理職を務める和泉純子は「好奇心をうしなわず、チームメンバーを巻き込んで働きたい」と考えています。...
View Articleみんな同じ気持ちで働いているわけじゃない。本を通して人を理解することが、楽しい仕事に繋がっていく――佐賀之書店・本間悠
デジタル化が進む昨今、ネットやSNSを通じて、私たちは容易に他者とつながれるようになりました。 一方で、本を読むことはひとりになることです。 誰とも話さず、繋がらず。じっくりと読書しながら自分の内面と向き合う時間。 働き方の価値観が多様化し、どのように働き、どのように生きるのかが問われている時代に、「本」は働くことを自分で見つめ直すきっかけをくれるのではないでしょうか。...
View Article出社回帰かリモート継続か。どちらか選ばなければいけないんですか?——サイボウズ青野慶久×恩田志保
出社かリモートか、結局どっちが正解なの……? 「自分はリモートじゃなければ困る」と訴えるメンバー。「成果を出すために出社してほしい」と要請する経営者やマネージャー。多くの企業でくり返される二項対立の議論に、ちょっと疲れてしまった人も多いのではないでしょうか。 サイボウズは「働く人が幸せで、チームの生産性を高められるなら、手段はどちらでもいい」と考えています。...
View Article無理やり自分を「管理職っぽい人間」にあてはめようとしたら大失敗した話
働き方と同じように、管理職のあり方も、もっと多様になっても良いのではないでしょうか? そう信じて、サイボウズ式は「管理職」について考える特集「管理職になるということは」をスタートしました。 今回は、広告代理店に24年勤務するいぬじんさんに「管理職っぽくふるまおうとして大失敗した話」について寄稿いただきました。 「管理職になること」が目的だった頃の話...
View Article社内政治はなぜ起きる? 専門家にメカニズムと対処方法を聞いてみた──京都大学経営管理大学院 若林直樹
企業が抱える問題のひとつに、「社内政治」が挙げられます。 派閥に根回し、出世競争や人事異動──小説やドラマなど、フィクションの題材になると私たちを楽しませるこの問題も、現実には社員も組織も大きく疲弊させていきます。 なぜ社内政治は起きるのか? 個人として、組織として、どう対処していけばいいのか? 解決するには、まず「社内政治」という言葉の解像度を上げる必要があるのではないか?...
View Article本を読む時間は、生きるのを考えるのにちょうどいい速さ──TSUTAYA中万々店・山中由貴&書店バイヤー・飯田正人
働き方の価値観が多様化している時代に、本が教えてくれるこれからの働き方のヒント。 その可能性を掘り下げるべく、サイボウズ式の出版チームである「サイボウズ式ブックス」では、本のプロである書店員さんにお話を伺うことにしました。 今回お越しいただいたのは、TSUTAYA中万々店の山中由貴さんと、書店バイヤーの飯田正人さん。...
View Article多様性「えらい人」の一言でコロッと変わるモヤモヤ。日本は誰が何と言おうとDE&I推進が必要な社会的構造
これまで世界で推進されてきたDE&I(※)。その取り組みが、ある大国の「えらい人」が変わったことにより、目標を取り下げたり、撤廃したりするグローバル企業が相次いでいる。 ※DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)とは、多様性(Diversity)、公平性(Equity)、包摂性(Inclusion)の頭文字をとった言葉...
View Article変化しないのは、後退しているのと同じ。愛媛県・西予市役所に学ぶ、古い組織から脱却するための「交渉術」
「うちの会社は古いから」「どうせ言っても変わらないから」――古い慣習が残る組織に、変革をもたらすのは難しいイメージがあるかもしれません。 そんな固定観念を覆し、大きな変革を成し遂げた“意外な”組織があります。それは、ある「地方の市役所」。 愛媛県西予(せいよ)市では、約10年前から働きやすいオフィスづくりや市民目線のサービス向上に取り組み、職員も市民も驚くような変化を実現しました。...
View Article介護が始まっても管理職をあきらめなくていい。知識とアウトソーシングで乗り切る
「親に介護が必要になったとしても、仕事が休みやすければなんとかなるんじゃないの?」というのは大きな誤解。むしろ「いかにして、仕事を休むことなく介護もこなしていけるのか?」を考えることが大切なのです──。 そう語るのは、ご自身も30年以上にわたる介護従事者であり、ビジネスケアラー支援などをおこなう株式会社チェンジウェーブグループ代表取締役の酒井穣さん。...
View Article本を通して未来を「考え直す」ことで、豊かな組織を想像できる――TSUTAYAウイングタウン岡崎店・中嶋あかね
働き方の価値観が多様化している時代に、本が教えてくれる働き方のヒント。 その可能性を掘り下げるべく、サイボウズ式の出版チームである「サイボウズ式ブックス」では、本のプロである書店員さんにお話を伺うことにしました。 今回お越しいただいたのは、TSUTAYAウイングタウン岡崎店の中嶋あかねさん。...
View Article「ノーコード?」エンジニアはコードが書けるのにぶっちゃけどう思ってる? サイボウズの若手技術者に聞いてみた
サイボウズのkintoneは、「業務を知っていれば、プログラミングを知らなくても業務アプリがつくれる」製品です。 「プログラムを書かなくてもよい」ということは、プログラムを書く仕事に面白みを感じている人からすれば対極の位置づけです。AI同様「仕事が奪われる」心配も。 そこで、「エンジニアから見たノーコードツール」について、サイボウズの若手エンジニア2名とざっくばらんに話してみました。...
View Article「人事の悩みは、すでに解決策が出ている」先人たちのアイデアが見落とされるワケ──人事図書館・吉田洋介
管理職や人事職など、人事業務に携わる人であれば、人材育成や組織づくりにまつわる悩みを誰もが抱えているものではないでしょうか。 実は、これらの人事にまつわる課題は、すでに解決策が出ていることが多いーーそう話すのは、2,000冊以上の人事領域の蔵書があり、人事関係者の交流の場でもある「人事図書館」の館長を務める吉田洋介さんです。 人事の悩みは今も昔も同じ!?...
View Article【先行公開】日本にデジタル民主主義の日が昇るとき──『PLURALITY』日本語版 E・グレン・ワイル寄稿
2025年5月2日に、サイボウズ式ブックスより『PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来』が刊行されました。 PLURALITY(プルラリティ)は、台湾のデジタル民主主義を牽引する初代デジタル大臣オードリー・タンとマイクロソフト首席研究員にして気鋭の経済学者E・グレン・ワイルが提唱する新たな社会ビジョンです。...
View Article【先行公開】創造性は異なる視点が交差するところに花開く──『PLURALITY』日本語版 オードリー・タン寄稿
2025年5月2日に、サイボウズ式ブックスより『PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来』が刊行されました。 PLURALITY(プルラリティ)は、台湾のデジタル民主主義を牽引する初代デジタル大臣オードリー・タンとマイクロソフト首席研究員にして気鋭の経済学者E・グレン・ワイルが提唱する新たな社会ビジョンです。...
View Article