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サイボウズの青野社長が考える「子どものIT教育」──必要なのは言語の習得ではなく「問題を考える力」

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昨今耳にするようになった「プログラミング教育」。学生向けに様々なワークショップを行っている最近のサイボウズでは、先日小中高生向けにシステムをつくるワークショップを実施しました。その様子を振り返りながら、サイボウズ社長の青野慶久との会話で出てきた「プログラミング教育」についての対話を交え、小中高校生に必要なITや教育について考えてみたいと思います。聞き手は、最近各学校でチームワーク研修を行っているサイボウズ式編集部の椋田。

言語の教育はいらない

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動画再生のしくみ

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左から小学生チーム、中学生チーム、高校生チーム。小学生は家族で使うシステムを。中学生と高校生は学校で使うシステムを作りました。

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早速手を動かして、それぞれが発言して進める小学生チーム

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みんなでじっくり話ながら進める中学生チーム

小中高校生向けワークショップの様子

現役高校生が代表をするManaLabでは、小中学生を対象にプログラミングやITを使ったワークショップ形式の授業などを提供しています。そのManalabと一緒に行ったワークショップでの子どもたちの様子を写真を中心に見てみましょう。
4月のある土曜日のお昼すぎに、サイボウズ大阪オフィスに集まってきたのは、12人の小中高生と保護者の方々。全員この日が初対面のメンバ-でチームを組み、システムをつくるワークをしていきました。会場には陽気な音楽が流れ、フリードリンク・フリーお菓子の自由な雰囲気で進んでいきました。

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ワイガヤと取り組む小学生チーム

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しっかり分業しながらシステムを作っていく高校生チーム

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サイボウズ社員も各チームにて熱心に指導

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中学生チームは、各自のパソコンやiPadを持ち出してチェックを始めた!

みんなの前で発表!

では、それぞれのチームが、どんなシステムを作ったのか実際の画面を見てみましょう。 小学生チームは、「災害時の持ち物チェック表」システムを作りました。
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必要な持ち物と、その個数、持っているか持っていないかが一目瞭然になっています。「アルファー米」とコメ指定まであります……。

必要なものが足りているかどうか、グラフでも分かるようにしています。この家庭では、6割くらいの非常用備品が揃っているんですね。分かりやすい! elementarys2.jpg
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カンペ(手元)も作って、自分たちの作ったものと想いをしっかり発表してくれました。

中学生チームは、生徒の成績や、授業での発表回数が分かる "先生のためのシステム" を。
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3年間で成績が上がる人もいれば下がる人もいます。

この表には、思わずサポーターのサイボウズ社員も「おお~!」と驚きの表情。 _DSC03741.jpg これだけでなく、時間が余ったからと、全校生徒に告知する緊急連絡網まで作ってくれた中学生チーム
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全校生徒が登録していると、一斉に通知が届く仕組みになっています

ガシガシ真剣な表情で2つも作っていたんですね! そして、高校生チームは、先生に質問するシステムを。 highs.jpg 個別に質問する一方で、過去に同じ質問がされていないかも確認することができます。一覧が見られることで「こんなこと聞いてもいいかな」という懸念を払しょくして、安心して質問することが目的、とのこと。しっかり考えられてますね! highs2.jpg 全チームがなんと60分弱の時間で、これらのシステムを完成させました!
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賞品はこれまでのサイボウズノベルティ山盛り。みんなのすごさに"ノベルティでごめんよ"という気もしてきたけど、みんな真剣に選んで好きなだけ持ち帰ってくれた。

本当に学んでほしいことは?

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ワークショップで、わが子のIT教育には一段厳しい表情を見せた青野社長(撮影:サイボウズ社員)


(撮影:北條 清文)



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