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在宅勤務で緊張感が溶けちゃった……。自粛生活に「適度なプレッシャー」を求めるスイス出身シロクマのとある1日

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Polar Bear in an Office Chairのメインビジュアル。シロクマに扮するアレックスがオフィスで机に向かっている

Kintopia編集長のアレックスです。スイスの公共機関などでの数年間を経て、日本のIT企業のサイボウズに転職しました。規制が厳しく動きの遅い組織から、猛烈なスピード感のベンチャーの世界になじむのは大変です。

日本で働く外国人は、めずらしく、とても目立ちます。それはまるで、オフィスで働くシロクマ(Polar Bear)のような存在です。

最近、自分の職場環境に慣れ始めたところに突然訪れた「自粛生活と在宅勤務」。わたしが経験したことを、シロクマの気持ちと姿とともにお届けしたいと思います。

※この記事は、Kintopia掲載記事「The Bear Necessities of Quarantine Life―Polar Bear in an Office Chair」の抄訳です。

「チームで在宅勤務」は災難続き。慣れないビデオ会議で大騒ぎ

「それではミーティングを始めましょう。みなさんいますか?」ミーティングを始めるために編集長がzoomでみんなに呼びかけています。 「ダンさん聞こえません。再起動してもらえますか? 他のみなさんもカメラをつけていただけますか?」音声不良や映像が見れないせいでなかなか会議が始められません 「アレックスさんはどうしてポテトなんですか」「すみません、昨日の夜のパーティーで使ったフィルターを外し忘れていました。」 知らない人も入ってきてしまいます。「どなたですか?」「すみません、ルーム間違えました。あ、ミナだ。」「お、久しぶりー」 ヤギも乱入してきました。「メエエエエエエエ」「なんでヤギが参加してるんですか!」 「これは慣れるのに時間がかかりそうですね…」
アレックス
アレックス
自粛生活の影響で在宅勤務が進み、日々の業務をオンラインでやることが増えてきました。普段からテクノロジーに慣れ親しんでいる人から抵抗感のある人まで、オンラインコミュニケーションは誰にとっても日常になりつつあります。

当然、このような大きな変化には、一定の調整期間が必要です。特にこれから新しいチームづくりが求められるリーダーやマネージャーにとって、テクノロジーに関するリテラシーの差を埋め、どうチームを底上げしていくかが重要です。

ちなみに、疑問に思った人のために言うと、ヤギをオンライン会議に招待できるのは本当みたいです。

緊張感のない在宅環境では「先延ばしの誘惑」は深刻な問題

9時「よし、始めるぞ。記事を書くぞ」机に向かうアレックス 9時30分「その前にまず通知を確認しよう」 10時30分「先週の記事どのくらい読まれてるかな。それを確認してから書こう」 11時30分「そろそろランチタイムだ。お昼ご飯の注文をしよう。」 12時「休憩時間だ」 13時「よし、仕事に戻ろう。で、何を書こう。」
アレックス
アレックス
自宅のゆったりした雰囲気で仕事をしていると、ついついやるべきことを先延ばしにしがちです。通知の確認、お昼ご飯の注文など、その時やりたいと思ったことを優先させていたら、知らない間に1日が終わってしまいました。大変、仕事が全然進んでない……。

在宅勤務をする時に、締め切りがなかったり、仕事をするプレッシャーがない状態だと、仕事をうまく進めるのが難しいですね。周囲のことに気が散らないように、適度に自分自身にプレッシャーをかけていくことも必要かもしれません。

あ、ちなみに2020年の前半もほぼ終わりました。

毎日同じ在宅環境で同じ生活、心を乱さないために新しいチャレンジを

自粛生活1週目、コーヒーを淹れるアレックス パソコンで作業するアレックス「この生活でもいけそう」 自粛勤務4週目、コーヒーを淹れるアレックス。不機嫌そう コーヒーを飲みながら「退屈になってきたな」と感じるアレックス 自粛生活10週目、新しいことを始めてみることに マジシャンの格好になるアレックス「これでダメなら蝶ネクタイもしてみよう」
アレックス
アレックス
在宅で仕事をするのはとても楽しいですが、毎日コーヒーメーカーとデスクを行ったり来たりするのは、退屈になってきました。毎日同じことをしていると、時間が過ぎ去るのが早く心が乱れてきます。

そこで、平常心を保つために、生活に新しい刺激を加える工夫をしています。模様替えをしてみたり、普段着ない服を着てみたり、役に立たない飾りをオンラインで注文したり。今までの自粛生活よりも、いろんなアイデアが出てくることを願っています。

在宅勤務が長引いて、どんどんおかしな部屋になっていったらどうしよう(笑)。

執筆:アレックス/マンガ:夕海/翻訳:鮫島 みな/編集:高橋 団
「あれっ、日本語学校で教わったことと違うじゃん!」──スイス人がサイボウズの面接を受けて感じたこと

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