サイボウズを退職します──会社と個人の距離感を模索した5年間の軌跡
「入社おめでとう。はやくみなさんは、サイボウズをいつでも辞められるような人になってください」 2015年の4月。サイボウズの入社式で、副社長の山田理さんがこんなことを口にしました。その年の新入社員として入社式に参加し、「さあ、これからサイボウズで頑張るぞ」と意気揚々としていた私は度肝を抜かれました。だって、入社式なのにいきなり辞める時のことを話すだなんて……。...
View Article「在宅勤務なんてPC1台あればできるでしょ」でも、実際は違った──3年間の試行錯誤でたどり着いた「テレワークの工夫」
地方でNPO法人を運営しながら、サイボウズで副(複)業している竹内義晴が、実践者の目線で語る本シリーズ。今回のテーマは「在宅勤務とテレワーク」。新型コロナウイルス感染症対応で在宅勤務を実施する各企業。だが、実際にやってみるとさまざまな不都合も。この難局、どう乗り切るか。 ご存じの通り、いま、日本は新型コロナウイルス感染症(以下、新型ウイルス)の影響で大変なことになっている。...
View Article社内の議論は「顧客に喜んでもらうこと」ファーストですか? 元Netflix人事責任者は「社員を子ども扱いしない」で成果を出した
組織における人材マネジメントの難しさは、誰もが知るところです。考え方もやり方も異なる人間が集まる環境では、リーダーは日々、火消しに走りまわることが珍しくありません。 「誰もが望むハイパフォーマンスなチームを築くには、優れたコミュニケーション能力と共感力、そして正直で誠実なリーダーシップが不可欠だ」と話すのは、パティ・マッコードさんです。...
View Articleいつでもどこでも働けるのって、実はストレスなんです──働き方「だけ」改革した人への戦略的休息のススメ
自分の好きなスタイルで柔軟に働ける理想の環境にいるはずなのに、なぜかストレスが蓄積している──。そう感じる人は案外少なくないのではないでしょうか。 サイボウズ式編集部の高橋団もそんなひとりでした。会社も、仕事も、働き方も気に入っているのに、なぜかストレスを抱えているなあと、ある日気づいたといいます。...
View Article「まっとうな頑張りを評価して」は意外と生きづらいんです──けんすうさんの「成果が出るズル賢い努力」をサイボウズ青野が聞いた
いまさら「努力」程度じゃ差がつかない 青野 今回の対談は「不要な努力をしないこと」がテーマです。偶然にも新型コロナウイルスの影響で、現地で無理に集まらない対談になりましたね。けんすうさんは「努力できないタイプ」だと伺いましたが、実際にそうなんですか? けんすう そうですね。もう、努力程度では差がつかない時代だと思っているんです。...
View Articleあなたが逃げれば、世の中はよくなる。「クソ仕事」に気づいたら、逃げる勇気を──山口周さん
「上司好みの資料をつくる」は「クソ仕事」 神保 山口さんは、意味のない仕事を「クソ仕事」と呼び、それを減らそうと提言されています。わたしは、その言葉を誰かにずっと言ってほしかったんだな、と思って。 山口 と言いますと? 神保...
View Article「世間」を気にして頑張りすぎていませんか?「会社に消費されずに、利益を得よう」と発想を変えたんです──ロバート キャンベル×弘中綾香
「がんばる」のは、仕事に直接関係あることだけでいいんじゃない? キャンベル 今日の対談、すごく楽しみにしてきました。 弘中 ありがとうございます! 私も楽しみにしていました。 キャンベル 今日は「がんばるって何なんだろう」ということから話していきたいと思います。与えられている時間だったり、環境がそれぞれ違うので、エビデンスは人によって全然違うと思います。ただ、日本は若年層の自殺率が高いのも事実で。...
View Article「在宅勤務でメンバーの動きが見えない」は、リモートワークをいいわけにしているだけです──キャスター石倉秀明×Goodpatch Anywhere齋藤恵太
当初、取材は対面で行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大リスクを考慮し、急遽オンラインで行いました。 リモートワークをいいわけにしていないか? 菊池 リモートワークだとオフィスと違ってメンバーの動きが見えづらく、顔を合わせる機会もほとんどない。そうなると、チームで連携して働くのが難しいなと感じます。 石倉 それって、リモートワークをいいわけにしているだけだと思うんです。 菊池 えっ!?...
View Article何かを始めるとき、勇気がいるのは最初だけ。「またなんか言ってるよ〜」と思われるくらいでいい──ロバート キャンベル×弘中綾香
2020年4月16日「世間」を気にして頑張りすぎていませんか?「会社に消費されずに、利益を得よう」と発想を変えたんです──ロバート キャンベル×弘中綾香 日本は「型」から入る役割重視社会 キャンベル 多くの人が他人の目を気にしてしまうのは、職場で無理している人が多いからなのかな。 弘中 同調圧力を感じることは、ありますね。 キャンベル...
View Article会社内の「無駄な頑張り」はどうすればやめられるのか?
よく「日本企業の生産性は低い」と言われます。生産性が低いということは、仕事の中に成果には無関係な無駄が多く含まれているということです。実際、多くの職場では「無駄な頑張り」としか思えないような業務がそのまま放置され続けています。...
View Article本当は誰がやっても問題ない「新人のごみ捨て」がなくならないのはなぜですか?──為末大さん
「あなたは今の会社で、自分らしく働けていますか?」 会社では、個人の意思に反してがんばらざるを得ないことも多いのでは。例えば「早く出社して社内を掃除する」「コピー機のごみを処理する」といった、誰もが等しくやるべきことが新人だけの仕事になっているような職場もあると思います。 そうした「がんばり」は、本当に必要なのでしょうか?...
View Article失敗を歓迎する心理的安全性は、オンラインでも高められます──「未来のチームの作り方」で情報格差をなくそう
サイボウズ式編集長 藤村が執筆した書籍『未来のチームの作り方』の第2章から一部を公開します。リーダーとして多くの失敗を経験してきた僕が、改めて「チームづくり」と向き合って考えてきたことを記しました。サイボウズ式編集部のようなチーム作りのポイントは、どんなチームにも生かせると考えています。在宅勤務やテレワークでチームの働き方が多様になる中、チーム作りにつながるヒントをお届けします。...
View Article社員を尊重するリーダーがいる or 世界最高の福利厚生──あなたが幸せに働けるカイシャはどっちですか?
仕事と幸せがリンクすれば、より働きがいを持って会社で働くことができます。ですが、幸せと仕事は相容れないものとも考えてしまいがちです。 仕事で幸せを感じるには「目的」「尊重」「公平さ」が大切と話すのは、仕事における幸せをテーマに創立されたGreat Place To Work(以下、GPTW)のマイケルC.ブッシュ CEOです。「社員が幸せな会社」とは何か?...
View Article「もう出社しない」って本気ですか? サイボウズ社長 青野にアフターコロナの働き方をあれこれ聞いてみた
社長はオフラインの世界にいない方がいい 吉原 青野さん、以前は「取材やTwitterばかりで仕事できてるんですか?」とお伺いしましたが、今度は「もう出社しない」と言い出したそうじゃないですか。 私のリモートワーク体験を大変上手にまとめていただきました。【サイボウズ・青野慶久社長】全員オンラインで気づいた情報格差。「僕はもう出社しちゃダメだ」と大反省|BUSINESS INSIDER...
View Articleいつも不完全燃焼だった42歳。追いつめられて頑張りに優先順位をつけたら、本気で生きられた
ものすごく忙しいのに、ずっと不完全燃焼だった ずっと広告会社で働いてきたぼくにとって、仕事というものは人生において一番大切なものだった。 特にコピーライターの仕事をしていたころは、やりたいこととやるべきことがほとんど一致していた。仕事をがんばることが、人生をがんばることそのものだった。...
View Article在宅勤務は「無機質よりも複雑な環境」の方が、実はタスクが進むんです
在宅勤務が始まったけれど、いまいち仕事に集中できない──。テレワークが浸透していくにつれて、家の仕事環境を整えることが大切になってきます。 「脳は会話に反応せずにはいられません。集中力を保つには、静かな場所が理想です」と話すのは、環境心理学者のサリー・オーガスティン博士。自分らしい空間との向き合い方とデザインのある暮らしを提唱しています。...
View Articleゲームばかりさせて罪悪感……。子どもとの在宅勤務のコツは「完璧ではなくご機嫌」に過ごすことだった
「子どもとずっといっしょで息が詰まる!」「仕事がはかどらない!」 子育て中のご家庭から、こんな声が聞こえている。「ああ。これまで、結構大変な日々をこなしてきたのかもしれない……」。そんな風に改めて感じている。...
View Article在宅勤務で緊張感が溶けちゃった……。自粛生活に「適度なプレッシャー」を求めるスイス出身シロクマのとある1日
Kintopia編集長のアレックスです。スイスの公共機関などでの数年間を経て、日本のIT企業のサイボウズに転職しました。規制が厳しく動きの遅い組織から、猛烈なスピード感のベンチャーの世界になじむのは大変です。 日本で働く外国人は、めずらしく、とても目立ちます。それはまるで、オフィスで働くシロクマ(Polar Bear)のような存在です。...
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