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まずは先生がITの恩恵を得るべき──品川女子学院で奮闘する酒井春名先生

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「子どもたちに接する教員側もスキルを磨いていないといけなくて、結構必死です」

こう話すのは品川女子学院(品女)の酒井春名先生。ICT(情報教育技術)チーフを担当している。品女は「社会で活躍する女性を育てる」という哲学のもと、品川で90年の伝統を持つ。学校全体にクラウドを導入し、生徒会活動や授業、教員間の非公式の連絡に活用している。

「教育現場のIT化が教員を救い、学校全体を活性化させる」と話す酒井先生に聞く、IT教育の正しい道筋。子どもにどうITを教えるかではなく、ITで子どもの将来を作り出すための考え方、実践法とは?

子どもにどうITを教えるかではなく、ITを子どもの将来に還元する

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品川女子学院。結婚や出産という女性のライフイベントを考慮に入れた現実的なキャリア教育「28プロジェクト」、世界のどの教育機関にも先駆けた生徒1人1台のiPad mini一斉導入を進める。文部科学省が定める国際的に活躍できる人材を育成する学校「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」にも指定され、東京の女子教育をけん引する実力校として注目を集める

教育は個人プレー型からチームワーク型に変わらざるを得ない

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酒井春名さん。品川女子学院 ICT教育推進委員長、情報科主任、家庭科教諭。2014年度高校2年生(205名)に1人1台iPad導入、校内での教員研修などの推進役を務める。同年にはオーストラリアの学校と交流授業の実施などにも取り組み、iPadをツールとして使うための新しい授業に取り組む。社会に開かれた授業を展開する同校の旗振り役でもある。2013年Apple Distinguished Educator

激務で業務パンパンな教員をつぶさないために、ITができること

*「国のアンケートが「負担」 文科省、教育現場の業務緩和ガイドライン提示」(産経ニュース)

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ペーパーワークは授業のクオリティとはまったく関係ない

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教育とは「他人の人生」に向き合うこと。責任を果たすために実践し続ける

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(*)課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ『能動的学修』で、次の学習指導要領の全面改訂の目玉とされる

聞き手:和泉純子/執筆:河崎環/写真:尾木司


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